朝起きると一杯の水を飲む
身支度を調え仕事に出かける
３０分歩いて駅へ着くと
電車はいつも時間通り
乗り換えて座れれば座り
居眠りしているうちに駅に着く
駅のそばのコンビニで
軽食を買い１５分歩いて職場へ
職場に着くとトイレを済ませ
手を洗い朝食をとる
新聞を読み終わると勤務時間
仕事は机と作業場と廊下
行ったり来たりを繰り返して
気づくと昼食を済ませている
夕方まで机と作業場と廊下
日が暮れると机に貼り付き
PCの画面をのぞき込み
１２時間で仕事は終了
帰路につき世間話と笑顔少々
電車に乗って帰り着いたら
晩飯を食べて風呂入って寝る

上を向いてみる
普段下ばかり見ていて
気がつかなかったものが
ふと視界に入り
世界が違って見えるほどだ
自分の立ち位置から
見る世界
自分の立ち位置からだけ
見える世界
この広い大地の上の
あの大きな空の上の
広大な星空の向こうに
人が見ることすらできない
銀河や宇宙全体が
どこまでも続いているらしい
それを知っても
僕が見える世界は変わらない
でも
僕が知る世界は変わる

壁にぶつかる と
よく聞く
ブレイクスルー は
壁をぶち破って
先に進むことらしい

ふと思う

自分はいままで
壁にぶつかり
それを突き破るような
そんな生き方を
してきただろうか

壁の前で立ち止まり
助走をつけて体当たりとか
しただろうか

壁に出会わないように
歩いてきた気がする