横顔

君の睫毛が上下するのを
ぼんやりと見ている

瞳には夕闇が近づく空の色が
すこしだけ映りこんで
瞬きの度に色を変えていく

君の視線はノートと天井をいったりきたり
僕の視線は君に気づかれないように
君と君のノートの間をいったりきたり

落ち着かない夕刻
弱々しい「また明日」が
立ち上がるイスの音でかき消されて
臆病者の不安な夜がまた始まる

「おはよう」の後が続かない朝が

来るまでの長い夜

横顔」への2件のフィードバック

  1. JIMY-M

    なるほど
    そうかもしれない
    歌詞を考えるときに
    人類愛とか家族愛とかより
    恋愛寄りのことの方が絵になるので
    誰かにあこがれたりする気持ちは
    大切にしている方だから
    たぶん人類愛とか
    家族愛って片思いでもいいという面があって
    恋愛に関しては両思いにならなきゃ嫌だ
    という「求める」面があるからだと思う
    返事のいらない歌詞と
    返事が欲しい歌詞の差かな?

    返信

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