長い休みで片思いの女の子と会えなくて、日常生活の中でふと気づくとその女の子のことを考えてる感じを詩にしたつもりなんだけど、最近読み返してみて違う意味にもとれる気がするようになった。
離婚して子供の親権を失った男が、子供との日々を思い出しつつその思い出がすり減っていくとこを悲しむ歌。「出会う前には感じなかった孤独」という表現はそぐわないけど、親子ソングとしても読めてしまうのはちょっと誤算だった。
気になる異性がいる場合、あの子は今頃どうしているんだろうと考える瞬間がある。そういうときに思い出す表情とか仕草ってなんだかワンパターンで、やっぱり会いたいとか、電話でもしようと思うのが普通。でも、なんらかの理由で躊躇してしまい、ただ会える日を待っている。そういう中途半端な気持ちを歌にしたつもりなんだけどな。
「 虹を探して 」 詩・曲 JIMY-M [ライブ映像を見る]
土砂降りの空に 雲の切れ間見つけると
濡れるのも気にせずに 走り出す
石段を登りつめ 小さな展望台の上
虹を探している
ああ 無邪気な笑顔 やきつける
ああ 夏の日の で き ご と
君に会えない時間を 思い出で埋めると
記憶の中の君が 無表情になってしまう
出会う前には感じなかった孤独が
胸の奥で広がっていく
君の肩を抱き 指さす空の片隅に
ぼんやりとでも確かに 光の橋
くやしそうな顔で 見上げる展望台の上
虹を探している
ああ 無邪気な笑顔 やきつける
ああ 夏の日の で き ご と
君に会えない時間を 思い出で埋めると
指に残る君の肩の 感触が薄れていく
出会う前には感じなかった孤独が
胸の奥で広がっていく
ああ 無邪気な笑顔 やきつける
ああ 夏の日の で き ご と
君に会えない時間を 思い出で埋めると
耳に残る君の声が 思い出せなくなってしまう
出会う前には感じなかった孤独が
胸の奥で広がっていく